その報告です。
ようやく、本題の勉強会です。
会場には140人の鍼灸師、ほぼ満員です。
半数は学生さんかもしれません。
斉藤先生が学生に声を掛けて集めるのだと思います。
何人もの先輩先生や後輩先生に会います。
最近では、この勉強会でしかお会いしない先生ばかりです。
夜なべして作ったDVDも無事手渡せました。
さて講演会です。
冒頭、「伊藤先生も高齢なので、今年限り」との発表がありました。
ショックです。
素問霊枢※の勉強は、もうこの勉強会でしかしていません。
これからどう素問霊枢の勉強を続けていけばいいのか考えないといけません。
内容は、
1年に1度の勉強会、ここ数年は徐々に東洋哲学っぽい考え方の話が多くなっていたのですが、今年は違います。
どんな鍼を用いればいいのか、5つのパターンに分かれて説明する、断然臨床的な講義でした。
また、今年はお尻が決まっている(来年に繰り越せない)ので、脱線がなく、読めば分かる部分は「後で読んで下さい」で、
必要な部分だけを丁寧に解説なさいました。
不思議なもので、伊藤先生の勉強会は、毎年習ったことがすぐに患者さんとなって実践されます。
今回も「筋痺には關刺はしない」「側頭部に温めた員鍼がいい」と、学んだ通りの患者さんが現れます。
上記カギ括弧は意味不明ですね。
申し訳ありません。そのままにさせて下さいm(_ _)m
この話は長くなりますし、手品のタネみたいなものですから、このブログで書くのは不適当なんです。
普段は、普通の人っぽい話が多いんですが、実は難しい話もできるんだぞ、ってところを書いてみたかっただけです。
勉強会の内容は大満足でした。
けれど、これからの勉強を続けるのが大変だ、と気を引き締めて入るところです。
勉強会が終わると毎年飲み会です。
今年は残念ながら、飲み会には出席できませんでした。
最後の飲み会なんですが、お酒ではなく涙をのみました。
※
素問霊枢とは
黄帝内経
Wikipediaから
http://ja.wikipedia.org/wiki/黄帝内経
『黄帝内経』(黄帝内剄/黄帝内教、こうていだいけい、こうていだいきょう、こうていないけい、こうていないきょう)は、現存する中国最古の医学書と呼ばれている。古くは『鍼経』(しんきょう)9巻と『素問』(そもん)9巻があったとされているが、これら9巻本は散逸して現存せず、現在は王冰(おうひょう)の編纂した『素問』と『霊枢』(れいすう)が元になったものが伝えられている。黄帝が岐伯(きはく)を始め幾人かの学者に日常の疑問を問うたところから『素問』と呼ばれ、問答形式で記述されている。『霊枢』は『鍼経』の別名とされ、『素問』が基礎理論とすると、『霊枢』は実践的、技術的に記述されている。