2014年3月31日月曜日

花粉症対策 その2


「花粉症対策 その1」では、冷えを追い出して鼻づまりや鼻水を抑えようとしました。

今度は眼のかゆみです。

眼のかゆみの症状に対してはまず肩と首、後頭部を狙います。
特に肩甲挙筋という筋肉などが緊張していないかなどを確かめます。
後頭部(頭の後ろ)に反応があればそこを治療します。

反応があるって???

う〜ん…
説明は難しいのですが、手で違和感を感じる、というところでしょうか?
びりびりと感じたり、
筋肉が異常に緊張していたり、
逆に筋肉が萎えて力がなかったり、
冷えていたり、熱を感じたり、
  いろいろです…

あと、眼は五行※でいう「木」に配当されています。
なので、木に配当されている部分を中心に治療をします。
ちなみに先程の肩甲挙筋も木に配当されているといいます。
(諸説ありますが…)

もちろん、治療はこれだけではありません。
顔全体に効果のあると言われる「合谷」、足の「太衝」など。
鼻づまりや鼻水のときもそうですが、眼の症状でも全身を診ます。
眼のかゆみだからといって、眼に鍼をしますか?
やはり眼以外で治療をしなくてはならないのです。
症状だけを追いかけ、問題となる部位だけを施術してもなかなかうまくいかないことが多い。
雪かきをするとき、雪をむやみに押してみてもすぐに重くなって動かなくなってしまう。雪をどける場所を確保して、順番にかいていきますよね。それと同じです。


ご自分でする場合は…
一番楽にできるのは、合谷です。
ここを親指で揉んでみて下さい。
合谷は、時間が空いたときにちょっと揉む。いつでも揉む。
揉む力は、揉む手が疲れない程度の軽い力でも十分です。
ミニ灸(せんねん灸など)もお勧めです。
合谷は鼻の症状にも効果があります。

もし、眼の疲れなどを感じることがおおければ、後頭部を揉んでみるのもいいでしょう。
後頭部の一番出っ張っているところから約3cm外側です。

合谷
合谷のもみ方
太衝










※五行とは?
古代中国の思想で、世界は「木火土金水」5つのエレメントでできているという考え方。
方向は木が東、火が南、金が西、水が北、土が中央。
季節は木が春、火が夏、金が秋、水が北、土が土用。
色は木が青、火が赤、金が白、水が白、土が黄色。

2014年3月30日日曜日

花粉症対策 その1


花粉の季節ですね。

これから書く花粉症対策は、今からしてもちょっと遅いかもしれません。
でも、花粉症に悩んでいる人は、覚えておいて試してみて下さい。

今年は特に寒い冬でしたね。
私も寒くて難儀しました。
あまり寒いと、どんなに暖かい布団を掛けても、何だか寒くて眠れない。
そんなとき、「肩当て」と言われる寝具を使ってみて下さい。
沢山布団を掛けても、どうしても掛け布団と敷き布団の間には隙間ができるもの。
その隙間から肩や首が冷やされるのです。
だから、肩当てで肩や首を冷やさないようにして下さい…

と、ここまでは、冬の寒さ対策です。

で、この「冬の寒さ対策」が花粉症対策の鍵になります。

冬の間に首、とくにうなじ(首の後ろ)が冷やされていると、鼻づまりや鼻水になりやすいのです。
漢方薬でも、花粉症の鼻づまりや鼻水に葛根湯が処方さることがあります。葛根湯の「葛根」はうなじにはいると言われています。
ですから、冬の間の対策が暖かい春を迎えるためにいいのです。

そんなことをいっても、もう春になっちゃってて、鼻づまりや鼻水で苦労しているよ!
ってお叱りをいただきそうです。
そんなときは、お灸で対応します。
火傷にならない、熱くないお灸でうなじをジンワリと温めていきます。
お灸の熱は遠赤外線、身体の奥まで温められます。
一度の治療で鼻づまりや鼻水を完全に止めることはできませんが、治療を繰り返して冷えを追い出せば、鼻の症状は楽になっていくと思います。

ご自分でする場合は…
首の後ろが温かい感じがしない、寝ると首の後ろが冷えて鼻づまりがある場合など、
鼻が詰まったとき首の後ろを温める、そうでないときも、首の後ろを冷やさないようにすると
効果のほどは分かりませんが、効き目が期待できると思います。



花粉症対策はまだ他にもあります。

2014年3月29日土曜日

明倫堂(自分)を検索してみる…

ふと、このブログって、どんな風に見てもらっているんだろう?って思いました。

で、試しに検索語「明倫堂」でブログ検索してみました。
すると…

■1等賞

明林堂書店: トップページ


■2等賞

■3等賞
日々、明倫堂、ときどきアップ: 雪かきの前に!
(このブログの一つ前の記事ですね)

でした!
(2014/03/29現在)

ま、「明倫堂」って狭い狭いキーワードで検索したから、上位でも不思議はありません。

でも、嬉しかった。
3等賞だからでもありますが…
2等賞が「高鍋」だったから、「高鍋の次」だから…

わが鍼灸院の「明倫堂」って屋号は、宮崎・高鍋の藩校「明倫堂」から拝借したものなのです。
私のひいじいちゃんが高鍋の出身で、そこの藩校が「明倫堂」なのです。

明倫堂、って藩校はいろいろなところにあります。
江戸時代、朱子学を教える藩校によく使われていた名前だそうです。

そしてその名前の学校は、ハワイ・ホノルルにもあります。
もっとも、ハワイの明倫学校は、中国の学校のようでした。
(ハワイ出雲大社の近くにあります)

高鍋の明倫堂、ここはオンリーワンの「明倫堂」です。
全国の藩校のなかで唯一、「農民」も受け入れていた藩校だったそうです。

高鍋藩は日本のほぼ端っこの弱小の藩。
吹けば飛ぶような小さな外様大名が、生き延びるためにとった戦略は「教育」。
藩士はもとより、優秀な農民にも高い教育をして、人材で生き延びようとしたそうです。

そしてその話を聞いたときに、なにか感じるものがあって、屋号を「明倫堂」としたのです。

だから、嬉しかった。


さて、1等賞ですが・・・

検索語が"明堂"なのに、真ん中の文字が"林"ですね↓↓

これをGoogoleがちゃんと見てくれれば、
私たちがワンツーフィニッシュだったのに…


つまらないことを言っていないで、寝ようっと。