「花粉症対策 その1」では、冷えを追い出して鼻づまりや鼻水を抑えようとしました。
今度は眼のかゆみです。
眼のかゆみの症状に対してはまず肩と首、後頭部を狙います。
特に肩甲挙筋という筋肉などが緊張していないかなどを確かめます。
後頭部(頭の後ろ)に反応があればそこを治療します。
反応があるって???
う〜ん…
説明は難しいのですが、手で違和感を感じる、というところでしょうか?
びりびりと感じたり、
筋肉が異常に緊張していたり、
逆に筋肉が萎えて力がなかったり、
冷えていたり、熱を感じたり、
いろいろです…
あと、眼は五行※でいう「木」に配当されています。
なので、木に配当されている部分を中心に治療をします。
ちなみに先程の肩甲挙筋も木に配当されているといいます。
(諸説ありますが…)
もちろん、治療はこれだけではありません。
顔全体に効果のあると言われる「合谷」、足の「太衝」など。
鼻づまりや鼻水のときもそうですが、眼の症状でも全身を診ます。
眼のかゆみだからといって、眼に鍼をしますか?
やはり眼以外で治療をしなくてはならないのです。
症状だけを追いかけ、問題となる部位だけを施術してもなかなかうまくいかないことが多い。
雪かきをするとき、雪をむやみに押してみてもすぐに重くなって動かなくなってしまう。雪をどける場所を確保して、順番にかいていきますよね。それと同じです。
ご自分でする場合は…
一番楽にできるのは、合谷です。
ここを親指で揉んでみて下さい。
合谷は、時間が空いたときにちょっと揉む。いつでも揉む。
揉む力は、揉む手が疲れない程度の軽い力でも十分です。
ミニ灸(せんねん灸など)もお勧めです。
合谷は鼻の症状にも効果があります。
もし、眼の疲れなどを感じることがおおければ、後頭部を揉んでみるのもいいでしょう。
後頭部の一番出っ張っているところから約3cm外側です。
合谷 |
合谷のもみ方 |
太衝 |
※五行とは?
古代中国の思想で、世界は「木火土金水」5つのエレメントでできているという考え方。
方向は木が東、火が南、金が西、水が北、土が中央。
季節は木が春、火が夏、金が秋、水が北、土が土用。
色は木が青、火が赤、金が白、水が白、土が黄色。
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